既婚者がマッチングアプリを使う理由とその実態とは?専門家が解説する心理と対処法
既婚者がマッチングアプリを利用する理由と背景を徹底解説。心理的要因、見分け方、法的リスク、対処法まで専門家の見解を交えて分析。パートナーの不審な行動に悩む方必見の情報です!
◆本記事の公開は、2025年04月23日です。記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。(更新日は記事上部に表示しています)◆本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。
最近、「既婚者専用マッチングアプリ」を使う人が少しずつ増えてきています。
「既婚者なのにマッチングアプリ?」と驚いたり、「一部の特殊な人たちしか使わないのでは?」と思った方もいるかもしれません。
しかし、実際に登録しているのは、特別な人ではなく、“ごく普通の既婚者の方々”です。ふとした瞬間に「誰かと気持ちを共有したい」「心の支えが欲しい」と感じたことが、登録のきっかけになっている人が多いのです。
今回は、そんな既婚者向けマッチングアプリがなぜ利用されているのか、そして使ううえでの注意点や、法律的に気をつけておくべきポイントなどについて、詳しくご紹介します。
「気になるけど、どんな人が使っているのかわからないし、不安…」という方も、ぜひ参考にしてみてください。
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既婚者がマッチングアプリを利用する背景と実態
マッチングアプリと言えば、独身者が利用するものというイメージを持つ方が多いことでしょう。
「既婚者マッチングアプリ」は比較的新しく形成された概念及びサービスであるため、その実態を知らない方も多いかと思われます。
そこで、まずは既婚者マッチングアプリはどんなものなのか、利用している方たちの実態や背景などについてご紹介します。
既婚者向けマッチングアプリとは
既婚者マッチングアプリとは、その名の通り既婚者同士が新しい出会いを見つけるためのサービスを指すものです。
一般的なマッチングアプリとの最大の違いは、登録している人が全員「既婚者」であることです。
一般的なマッチングアプリでは、トラブルや不倫防止の観点から、既婚者の利用を禁止していることがほとんどです。
そんな中、「セカンドパートナーを見つけたい」「同じ立場で共感し合える人と話したい」といった目的で、既婚者同士の出会いの場として利用されるようになりました。
一般的なマッチングアプリと既婚者向けマッチングアプリとの違いを比較してみると、利用している人の年齢層や目的、アプリの特徴が大きく異なっていることが分かるでしょう。
独身者が利用するマッチングアプリでは若い世代が多く、トレンドに敏感で活発な雰囲気がありますが、既婚者向けアプリでは落ち着いた雰囲気を持つ大人の男女が中心で、互いの立場や気持ちを尊重しながら関係を築こうとする人が多いのが特徴です。
すでにいくつもの既婚者向けアプリがリリースされていますが、代表的なサービスとして「カドル(Cuddle)」を例に挙げて特徴などを見てみましょう。

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既婚者向けアプリ利用率No1!
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20代から40代以上など幅広い年齢層
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婚約者に特化した機能多数!
既婚者アプリというのは、利用することを公にしにくいサービスです。そのため、カドルも通常のアプリをリリースするのではなく、ブラウザでの利用に限定しています。
他にも、利用時の本人確認書類の提出、写真の限定公開や個人情報の取り扱いが問題ないことを示す「JAPHICマーク」、悪質ユーザーの制限などセキュリティ面も充実しています。
そのほか、既婚者の生活スタイルに配慮したスケジュール調整機能もついており、「子どもの有無」や「自由に動ける時間帯」といった、既婚者ならではの事情をあらかじめ登録できます。
このように、身バレ防止、セキュリティ面の充実のほか、既婚者の事情を踏まえた機能を備えているのが既婚者向けマッチングアプリの特徴と言えます。
利用者数と市場規模
ここからは、既婚者向けマッチングアプリを利用しているユーザーの特徴や、そこから見えてくる注意点やリスクについて、分かりやすくお伝えしていきます。
まず、既婚者向けマッチングアプリの一つである「既婚者クラブ」が公表しているデータを参照してみましょう。

データによると、男性は30代が38%、40代が39%、女性は30代が43%で40代が40%と、いずれも30代と40代の利用者が全体の約8割を占めている計算になります。
20代や50代以上の利用者もいるものの、その割合はかなり少なくなっています。20代のユーザーは全体の1割(10%)にも届かず、50代以上も多くて15%ほどと、アプリの中では少数派になっています。
「カドル」が発表しているデータを見ても、ほぼ同じ傾向が見られました。

男性は30代が37%、40代が31%と、こちらもあわせて約7割が30〜40代で、特に女性に関しては30代が43%、40代が31%と、やはり7割以上をこの2つの年代が占めています。
ユーザーの家庭環境に関する情報も公表されており、全体の6割以上が「子どもがいる」と回答しています。
このようなデータを踏まえると、既婚者向けマッチングアプリは、30代〜40代の子育て世代を中心に利用されているという実態が見えてきます。
多忙な日常の中で、ふとした心のすき間や寂しさを埋めたいという気持ちを持つ人たちが集まっており、その背景には共感や理解を求める心理があると考えられます。
既婚者がマッチングアプリを利用する5つの心理的要因
「カドル」は、累計50万人以上の会員が登録しており、「既婚者クラブ」ではこれまでに360万組以上のマッチングが成立。「ヒールメイト」というサービスも登録者数が20万人を超えており、確かな実績を持つアプリとして注目されています。
一般的なマッチングアプリに比べると利用者数や規模では劣りますが、既婚者専用のマッチングアプリには確かな需要と少なくない利用者がいるのです。
こうしたサービスをまだ利用したことがない方や、そもそも存在すら知らなかった方にとっては、「なぜ結婚しているのにマッチングアプリを使うのか?」という疑問が最も大きいかと思われます。
夫婦関係の冷え込みと孤独感
既婚者が「既婚者向けマッチングアプリ」を使い始める理由のひとつに、夫婦関係の冷え込みや、そこからくる孤独感があります。
結婚生活は、年月が経つにつれてどうしても慣れや生活の忙しさが関係に影響を与えがちです。
子育てや仕事、家事など、毎日のルーティンに追われていると、夫婦でじっくり話す時間が減り、自然と心の距離ができてしまうことがあります。

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家庭の冷え込みやパートナーへの不満を発端としている方はそれなりに多く、中には最初から不倫に該当するような肉体関係あり気で使い始めている方もいます。
こうした利用者の口コミからも、最初は仲が良かった夫婦であっても、いつの間にか会話が減り、スキンシップもなくなり、「一緒に暮らしてはいるけれど、心がつながっていない」と感じるようになる人も少なくありません。
そうした中で、「自分は家庭の中でただの役割でしかない」「誰にも気持ちをわかってもらえない」という孤独感に悩まされる中、既婚者向けのマッチングアプリに行きついたという方も多いのです。
スリルや新鮮さの追求
恋愛を楽しみたい、結婚してからも新しい刺激が欲しいといった、スリルや新鮮さ目的で利用している方も相応に多いと考えられます。
結婚生活が長くなると、どうしても日々の生活が「当たり前」になりがちです。
家事や育児、仕事に追われ、毎日が同じことの繰り返しになる中で、ときめきや刺激を感じる場面が少なくなってしまうというのは、多くの既婚者が感じている悩みのひとつです。
だからこそ、実際の利用者の声においても以下のような理由やきっかけが見受けられます。

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現状のパートナーに対して不満を持っているかどうかは定かではありませんが、新しい刺激や楽しさを求めて利用されている声が見つかりました。
既婚者同士のマッチングアプリであれば、お互いが既婚者である分事情を理解し合った上で関係を築けるため、必要以上に深い関係にならず、あくまで“心のときめき”を共有することが目的というケースもあります。
結婚生活に不満があるからというよりも、「少しだけ非日常を感じたい」「自分の気持ちに素直になりたい」といった感情の延長で利用されることも多く、そこにスリルと新鮮さを感じている人が少なくないのです。
承認欲求と自己肯定感の低下
「モテたい」「かっこいいと言われたい」「かわいいと思われたい」といった気持ちは、既婚者がマッチングアプリを利用する大きな理由のひとつです。
これはいわゆる「承認欲求」と呼ばれるもので、誰かに認められたい、魅力的な存在として見られたいという気持ちからくるものです。

結婚してから家事育児ばかりで自分の事は後回し、気づいたらアラフォー。「そんな人生か」って思ってたけど、ここで色んな人と話してみると、狭い世界で生きてたんだなぁと思いました。今では私を認めてくれる方と出会えました。もう一度女性としての人生を歩みたいと思ってます。

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特に、もともと独身時代に異性からよくモテていた人や、結婚してから急に注目されるようになった人の中には、「一人の相手だけでは物足りない」と感じてしまうことがあります。
もちろん、パートナーに対して愛情がないわけではありません。家庭を大切に思っていても、「もっと多くの人に異性として認められたい」という気持ちが強く出てしまう人もいます。
マッチングアプリでは、たくさんの人と手軽につながることができるため、「自分ってまだまだイケてる」「魅力がある」と感じる瞬間が増えます。その実感が心の満足感や自信につながり、気づけばアプリに夢中になっている人も少なくありません。
こうして、「モテたい」「認められたい」という承認欲求、もしくは結婚後に性的な自己肯定がしにくくなった既婚者にとって、マッチングアプリは自分の存在価値を再確認できる場所になっているのです。
パートナーへの不満や復讐心
はっきりと「これが理由です」と言えるほど多くはないかもしれませんが、夫の不倫がきっかけとなって、既婚者向けマッチングアプリに登録する女性も一定数いるようです。
多くは純粋な恋愛を求めてというよりも、“仕返し”や“やり返したい”という気持ちからの行動であることも少なくありません。

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口コミにもあるように、夫が不倫していた事実が発覚した後、夫婦関係は続けているものの、心の中では裏切られたという怒りや悲しみが消えていないというケースがあります。
そうした中で、「自分ばかり我慢するのはおかしい」「夫が自由に遊んでいるのなら、私にも同じ権利があるはず」と感じるようになり、“私も自由にさせてもらう”という思いでアプリを始める方もいます。
言い換えれば、それは自分を取り戻すための一歩であり、失った自信や気持ちを取り戻すための手段になっているかもしれません。
こうした理由からマッチングアプリを使い始めた人にとっては、「恋愛の場」というよりも自分の気持ちに整理をつけたり、多少なりとも癒されたりするための選択肢になっているとも言えるでしょう。
現実逃避と理想の関係性の追求
普段の生活が安定しているのは良いことですが、「日常から離れてリフレッシュしたい」「現実を一時でも忘れたい」と思い、既婚者向けマッチングアプリを利用し始める人も少なくありません。
マッチングアプリの世界には、普段の生活とは違う“非日常”の魅力があります。
自分の住んでいる地域や年齢層とは異なる相手と知り合うことができたり、現実ではあまり異性から注目されなかった人も、アプリ上では人気が出ることもあります。

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口コミでよく見かけるのが、「結婚してからは毎日同じことの繰り返し。家事や育児に追われて新しい出会いや刺激がまったくない」といった声です。
そんな日々の中で、「私はいったい何のために毎日こんなに頑張っているんだろう…?」とふと虚しさを感じてしまう瞬間もあるものです。
そこで、マッチングアプリで誰かとメッセージのやり取りをするだけで、気持ちがパッと明るくなったり、新鮮な気分を取り戻せることがあります。
また、「次に会う日はどんな服を着よう?」「髪型はこれでいいかな?」「久しぶりにネイルしてみようかな」と、自分の見た目に気を配るようになるのも恋愛の楽しみのひとつです。
結婚生活の中では少し忘れていた「ときめき」や「ワクワクする感覚」が、アプリを通じて少しずつよみがえってくるという、いわゆる刺激を求める気持ちも少なからず影響しているのでしょう。
パートナーが既婚者向けマッチングアプリを使っているサインと見分け方
「最近なんだか様子が変わったかも…」そんな直感を覚えたとき、もしかしたらパートナーが既婚者向けマッチングアプリを利用している可能性があるかもしれません。
もちろん、すぐに疑うのは避けたいものですが、日常の中にはその“サイン”が隠れていることも。スマホの扱い方や態度の変化など、些細な違和感が積み重なって気づくケースも多くあります。
ここからは、パートナーがアプリを使っている可能性があるときに見られる特徴や、違和感をどう見極めるべきかを具体的に解説していきます。
スマートフォンの使用状況の変化
マッチングアプリを利用するには、スマートフォンもしくはPCを使ってメッセージをやり取りしたり、相手のプロフィールを見たりする必要があります。
そのため、アプリを使い始めると自然とスマホなどのデバイスに触れる頻度が増えるのです。普段と比べて明らかにスマホを触る時間が長くなったり、スマホの扱い方が慎重になったりするのは、何かを隠しているサインかもしれません。
既婚者アプリも、アプリではなくブラウザ版のみで使えるようにしたり、通知が来ないよう設定できたりと、怪しまれないように色々と対策を講じています。
とはいえ、こうした対策が講じられていることを事前に知っておけば、それを逆手にとってアプリを使っているのではと勘繰る事も出来てしまうのです。
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ブラウザ版のみで履歴が消せる→不自然に履歴がない時間帯がある
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今までとは違う端末を使う時間が増えた→アプリ専用のデバイスにしている
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スマホをずっと手元に置いておくようになった→通知を知られないため
今まではリビングや寝室に置きっぱなしだったのに、トイレやお風呂場まで持って行くようになったというケースは多く見られます。やり取りしているアプリからくる通知やメッセージを、パートナーに見られたくない可能性が高いと考えられます。
他にも、スマホだけでなく共用のPCを使っている場合、頻繁に使っていたにもかかわらず履歴が不自然に消えている場合も怪しいと言えます。
ブラウザのみで使えるのが既婚者アプリの特徴ですから、履歴を消すことで使っていた証拠を隠そうとしている可能性が高いです。
他にも、今まで1つしかスマホを持っていなかったのに、別の端末を使い始めたといったケースも怪しさが見られます。
もちろん、すぐに浮気や裏切りと決めつける必要はありませんが、ちょっとした違和感に気づくことが、関係を見直すきっかけになるかもしれません。
行動パターンと生活習慣の変化
パートナーが既婚者向けマッチングアプリを使っているかもしれないと感じたとき、そのサインとして最も分かりやすいのが、普段の行動パターンや生活習慣の変化です。
人は新しい人間関係や刺激的な出来事があると、自然と日常の行動にも変化が現れます。既婚者アプリに関しては新しい出会いが生まれる場であるため、そうした違いは顕著に見られます。
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残業・休日出勤が多くなった
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これまで行かなかった場所に行くようになった
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急に見た目に気を使うようになった
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ジムや美容院に通い始めた
今までより急に「残業が増えた」「休日出勤が多くなった」「スマホを触る時間が異常に長くなった」など、生活のリズムに違和感が出てくることがあります。
実際にはアプリ内でのやり取りや、誰かと会う時間を作るための言い訳である可能性が考えられます。
「急に外出が増えた」「これまで行かなかった場所に行くようになった」など、行動範囲が変わることもありますが、アプリを通じて知り合った相手と会うために、新らしく予定を入れているサインかもしれません。
生活習慣で言えば、「急に見た目に気を使うようになった」「新しい服を買い始めた」「香水をつけるようになった」「ジムや美容院に通い始めた」などが挙げられます。
誰かに良く見られたいという心理からくる行動と考えられ、急に身だしなみに敏感になった場合、その背景に何か特別な相手の存在がある可能性が想定されます。
感情的・精神的な変化の観察
マッチングアプリのような新しい出会いは、心に刺激を与えたり、日常では味わえないワクワク感や高揚感をもたらします。
特に既婚者向けのアプリでは、家庭とは別の関係性や誰かに特別に見られている感覚が加わるため、気持ちの面で大きな変化が起こりやすいのです。
こうした心の変化は、無意識のうちに普段の言動にも表れやすく、一緒にいるパートナーだからこそ気づける違和感となって現れます。
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急に機嫌が良くなった・落ち着きが出てきた
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急にそっけなくなる・話しかけても心ここにあらず
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自信を持ち始めた・テンションが高い
アプリで誰かとやりとりを始めると、そのやりとりがうまくいっているうちは気分が高揚しやすく、普段よりも機嫌が良くなることがあります。
一方で「家の中の不満は外で発散しているから」といった理由で、家庭内では妙に穏やかになるケースもあります。
逆に、アプリ上の相手との関係が進んできたり、気持ちがそちらに向いていると、今までより家庭内の会話に興味がなくなることがあります。
「前はもっと話を聞いてくれたのに」「何を言っても上の空」と感じるなら、精神的に別の場所に気持ちが向いていると考えるべきかもしれません。
本人は必死に隠そうとしているつもりでしょうが、パートナーであれば小さな変化にも気づきやすいでしょうから、この辺りも分かりやすいサインになるでしょう。
経済的側面からの分析
既婚者アプリというのは、大抵男性が有料、女性が無料と一般的なマッチングアプリと同様の形態をとっています。プランによっては、女性も有料で使うことになります。
ここから言えることは、お金の使い方からもアプリを使っているかどうかが見分けられる事です。
▼マッチングアプリに関連する可能性のある支出パターン一覧
アプリの利用には有料登録や、デート、プレゼントなどの出費が伴うことが多いため、金銭的なサインから気づくケースも少なくありません。
分かりやすいのが月額料金で、例としてヒールメイトの場合、クレジットカードの明細には「HM」と表記されるため、一見すれば何の引き落としなのかは分かりにくくなっています。
とはいえ、毎月同じ場所からよく分からない引き落としがある場合、アプリの利用が疑われるでしょう。
もちろん1つだけで判断するのではなく、他の支出もチェックしてみましょう。デート代やプレゼント代、移動のための交通費として、それまでよりも支出が多くなるケースも珍しくないのです。
金銭の流れは、行動を映す鏡です。気になる出費があったら、冷静に相手の行動と照らし合わせて確認してみることが大切です。
疑いと確信の境界線
パートナーの行動が少し怪しいと感じたとき、すぐに「浮気だ」と決めつけてしまうのは危険です。
疑いとは、あくまでそうかもしれないという段階。一方で確信は、何らかの客観的な証拠がある状態です。
スマホを触る時間が増えた、ロックをかけるようになった、急に服装や身だしなみに気を使い出したなどは、たしかに不安になる要素ではありますが、決定的な証拠とは言い難いです。
疑いが強まると、スマホを勝手に見るなどプライバシーを侵害してしまう行動に出たくなるかもしれません。
しかし、相手のスマホを無断で開く、アプリの履歴やメールを盗み見するといった行為は、たとえ疑いがあっても基本的には「信頼関係の破壊」につながる行動になるため、慎重に考える必要があります。
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アプリの利用履歴やメッセージのやり取りを目にした
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相手の言動に一貫性がなく、明らかに説明を避けている
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不倫等に関する証拠が見つかった
事実が明らかになった場合は、感情的にならず、これからどうするか(関係を続けるのか、離れるのか)を冷静に考える時間を取りましょう。
一人で抱えず、夫婦関係に関する専門のカウンセリングを行っている相談室も数多くありますので、そちらを積極的に活用してみてください。
既婚者向けマッチングアプリ利用がもたらす法的・社会的リスク
既婚者向けマッチングアプリは、日常では得られない刺激や心のつながりを求める場として注目されています。
その一方で、利用にあたっては法的・社会的なリスクがあることも事実です。軽い気持ちで始めたつもりであっても、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もゼロではありません。
特に、パートナーに発覚した場合の離婚や慰謝料問題、職場や周囲からの信用失墜など、人生に大きな影響を及ぼすリスクも含んでいます。
これから利用を検討している方、あるいはすでに利用している方に向けて、知っておくべき法的・社会的リスクについて詳しく解説します。
不貞行為としての法的位置づけ
既婚者向けのマッチングアプリを使った=不倫や法に抵触する行為というわけではありません。
そもそもアプリ自体が不倫を推奨するものではなく、サービスとしても「インターネット異性紹介事業」の届け出をしているなど、一応は正式なものとなっています。
ではどんなときに不倫になるか、という点に関しては、民法第770条にて離婚の原因となる行為のひとつとして、「不貞行為」というものが明記されています。
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。 一 配偶者に不貞な行為があったとき。
不倫と並んで「浮気」という表現があり、「不貞行為」と意味が似ている言葉ですが、少しずつニュアンスや使われ方が異なります。
「不倫」とは、主に結婚している人が配偶者以外の相手と恋愛関係になることを指します。
一方で「浮気」という言葉は、結婚しているかどうかに関係なく、恋人やパートナーがいる人が、そのパートナー以外の人と恋愛関係を持つことを指します。
かなりあいまいですが、どこからが不倫かという線引きには個人差があります。現在では「不貞行為は“肉体関係がある”かどうかがポイントになる」という点が明確な違いだとされています。
また、完全な肉体関係の証拠でなくとも、ラブホテルに何度も行った、異性と旅行先で同じ部屋に宿泊したなど、第三者から見て明らかに関係が明らかとなるケースも、不貞行為として認められた事例があります。
不倫となれば慰謝料が付いて回るものですが、場合によって金額はそれなりに上下します。
法定で離婚裁判になり、そのまま離婚や別居等につながった場合には、100万円から300万円と数百万円レベルの慰謝料が請求されるケースが多いとされています。
一方、離婚や別居にはならなかったり、弁護士を介して当事者同士での話し合いにて解決する場合は、50万円から100万円程度の金額になるようです。
個人情報漏洩と詐欺のリスク
既婚者アプリで懸念すべきは、不倫や慰謝料といった法的なリスクやパートナーとの関係は単だけではなく、個人情報の流出や詐欺なども挙げられます。
個人情報流出に関しては、以下のような原因や事例が考えられます。
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プロフ写真・プロフの内容からバレた
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個人情報収集業者に情報を渡してしまった
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待ち合わせ場所で知人やパートナーに発見された
居住地域、年齢、仕事の内容といったプロフィールの情報や写真から、知人や身近な人に身元を推測されてしまうケースは、実はよくある話です。
特に怖いのは、自分ではバレていないつもりだったのが、実はすでに相手に気づかれていたというケースです。実際にアプリ利用者の中には、「なんとなく知っていた」という知人に後から知られていたことが発覚したという例もありました。
こうした危険性から、以下のようなリスクにつながることもあります。
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SNS等で個人情報が拡散される
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個人情報で脅され犯罪に加担させられる
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職場に利用がバレ立場が悪くなる
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迷惑メールやスパムの送付
個人情報が一度漏れると、悪意を持った第三者によってSNSなどに勝手に投稿されてしまう危険性もあります。
最近では「闇バイト」と呼ばれる違法行為がニュース等で取り上げられていますが、こうした犯罪グループが既婚者向けアプリにも接触してくるケースがあると報告されています。
そのほか、迷惑メール等を送り付けられるなど、嫌がらせのような被害につながることもあるでしょう。
このように、既婚者向けマッチングアプリには特有のリスクも存在しているため、利用する際には十分に注意し、自分の個人情報や写真の取り扱いには細心の配慮が必要です。
家族関係への影響と修復の難しさ
既婚者アプリを利用するという事は、家族との関係に深刻な影響を及ぼす可能性も大いに考えられます。
結婚生活において「信頼関係」は非常に重要な土台です。しかし、他の異性と連絡を取っていた・アプリで出会いを求めていたと知れば、パートナーの精神的苦痛は大きなものとなります。
そして、一度壊れた信頼を取り戻すのは簡単ではありません。謝罪や話し合いを重ねても、疑いの目を向けられる生活が続いたり、場合によっては離婚及び慰謝料請求も考えられます。
お子さんがいる場合には、夫婦の関係悪化が家庭全体の雰囲気や子どもの心にも悪影響を与える可能性も十分あるでしょう。
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発覚直後:ショック・怒りによる反動
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数日〜数週間:悲しみ・不信感の蓄積
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1〜3ヶ月:断続的な怒り・裏切りへの失望
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3〜6ヶ月:将来の不安、具体的な改善策の話し合い
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半年〜1年:徐々に受け入れ、新たな信頼関係を構築
上記の関係修復プロセスはあくまでうまくいった場合の一例で、どんな家庭だろうとこの通りに進むとは限りません。
軽い気持ちで始めたことが、取り返しのつかない結果につながることもあるという点を、しっかり意識しておくことが大切です。
キャリアや社会的評価への影響
既婚者アプリの利用については、パートナーや家族にはもちろんバレたくないでしょうが、職場の関係者なども同様に秘密にしておくべき対象です。
というのも、会社の同僚や上司、取引先などに知られてしまった場合、「信頼を失う」「信用できない人だ」と見なされてしまう可能性が高いからです。
口コミのように、実際にアプリを利用していたところ、職場の関係者にバレてしまったという方もいます。
プロフィール写真に本人と特定できる画像を使用し、職場の同僚に発見されてしまいました。 幸い周りに漏らされるようなことはありませんでしたが、いつ漏らされてもおかしくないので気が気じゃないです。
たまたま同僚が周囲に話さないタイプの人だったため、大きな問題にはならなかったそうですが、今後その情報が噂として広がってしまう可能性は決してゼロではありません。
もし社内にそのような話が広がってしまえば、「あの人、既婚者なのにアプリ使ってるらしい」といった陰口や噂話の対象になり、信頼を失ってしまう恐れがあります。
逆に、職場で相応に責任あるポジションであったり、対外的な信頼が重視される職業であればあるほど、プライベートの行動が仕事上の評価に直結してしまうこともあります。
特に企業のコンプライアンスや倫理規定が厳しい職場では、プライベートの行動も問われる時代になっています。
既婚者アプリの利用は完全な匿名での行動が難しい以上、思わぬ形で仕事や社会的評価に悪影響を及ぼす可能性があるという点を、しっかり理解しておく必要があります。
心理的・精神的健康への影響
パートナーや職場の関係者といった、対外的な相手を想定したリスクも色々とあります。
しかし、アプリを使っている本人への心理的、精神的な健康に対して影響を及ぼすリスクも、決してゼロとは言い切れません。
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相手に本気になってしまったのに、相手は遊びだった
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マッチングアプリ依存症または類似した状態になる
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家庭とアプリ内の関係の板挟みになって、罪悪感に苦しむ
こういったことが積み重なると、ストレスや不安、孤独感が強まり、心のバランスを崩してしまうことがあります。
また、「バレたらどうしよう」と常に不安を抱えながら使っている人も多く、安心して過ごせる時間が減ってしまうという問題もあります。自分自身を責めてしまったり、人間関係への信頼感が薄れてしまったりすることもあるでしょう。
アプリ内でのやり取りがうまくいかないと、「自分には魅力がないのでは」と自己肯定感が下がってしまうこともあります。
もともと自己肯定感を上げる目的で使い始めたはずが、相手と目的が合わないなどで逆にストレスになるケースも珍しくありません。
既婚者向けアプリは心のスキマを埋める目的で使われることが多い一方で、かえって心に負担をかけてしまうリスクもあるという点をしっかり理解しておくことが大切です。
パートナーの不審な行動が発覚した場合の対処法
既婚者アプリを使い始めると、スマホの使い方や行動パターンなど、どこかしらに違和感を覚えることもあるでしょう。パートナーだからこそ、些細な変化だろうと直感的に「何かおかしい」と思う瞬間はあるものです。
疑いが確信に変わる前に、冷静に状況を整理し、適切な対処をすることも大切です。
ここからは、パートナーの不審な行動に気づいたときにどのように対応すべきか、心構えから具体的なステップまで丁寧に解説していきます。
冷静な会話と事実確認のステップ
疑わしい行動が見えたとしても、すぐに決めつけるのは危険です。証拠が不十分な状態で問い詰めてしまうと、相手が防衛的になったり、話し合いがうまく進まなかったりする可能性があります。
まずは、「本当に利用しているのか?」「その行動には他の理由があるのか?」を見極める必要があります。
自分を裏切っているかもしれないと思うと、冷静さを保つのは難しいかもしれませんが、そんな時だからこそこちら側が落ち着いて対処する必要があります。
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まずは自分の気持ちを整理する
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証拠や状況を事前に整理しておく
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感情ではなく事実を軸に話す
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相手の話を聞き、遮らない
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今後どうしたいかを一緒に考える姿勢を持つ
話し合いの場を設ける前の準備段階として、画面のスクリーンショットや、怪しい行動のメモなど、疑わしい点を整理してから会話に臨むと、冷静に事実確認がしやすくなります。
「悲しい」「つらい」といった気持ちは大切ですが、会話の中心は事実に置くように意識しましょう。
相手にも言い分があるかもしれませんから、そこは否定せずに最後まで話を聞くことで、相手の本音が見えることもあります。
感情をぶつけるだけで終わるのではなく、「これからどうしたいか」「関係をどうしていきたいか」を話し合いのゴールにすると、前向きな解決につながります。

この数カ月、あなたはずっと様子がおかしい。浮気しているのではないかと思っているけど、正直に話してほしい。冷静にそう言いました。
すると夫は、自分でもどうにもならなくなってるって。いったいどういうことなのと聞いたら、なんとマッチングアプリにはまってしまったというんです。はあ? という感じでした。
登録したアプリをのぞいてみると、何人かからアプローチがあって、返信してみたけど、誰からも連絡がなく、そのままになってしまったそうです。
それからそのアプリに執着するようになった、時には合コンに行ったりもしたけど、やはり誰ともマッチングしない。どうして自分は嫌われているのか、男として魅力がないのかと悩んでしまったようで……。
実際にパートナーがアプリを利用していたらしき人も、疑わしいタイミングで正直に話してほしい旨を伝えたところ、アプリを使っていることが発覚したケースもあります。
しかも、この方の場合はマッチングアプリに依存している状態となっており、その原因なども話し合いの中で浮き彫りになっています。
根本の原因が分からなければ適切な対処の仕方も取りにくくなりますから、やはりコミュニケーションを取る場は大切です。
カウンセリングと専門家の支援
不審な行動や、アプリの使用が発覚した場合、夫婦カウンセリングなど専門家の支援を活用するのをおすすめします。
夫婦カウンセリングではまず、個別またはペアでカウンセラーと話をしながら、問題の本質を整理し、互いの気持ちや背景を理解する点から始まります。
その上で、今後の関係修復、信頼回復、または別々の道を考える場合の準備など、それぞれに合った対応策を検討していきます。問題を一人で抱え込まず、心の整理をつけるためにも有効な手段となるでしょう。
▼問題別におすすめのカウンセリングタイプ
カウンセラーを選ぶときは、「夫婦関係」「浮気問題」「家族支援」など、あなたの悩みに合った分野の専門性を持っているかどうかを確認しましょう。
日本臨床心理士会や公認心理師などの資格を持っている人であれば、一定の知識と経験があると判断できます。
また、相談時には感情をぶつけすぎず、自分が今感じている不安や疑問を正直に伝えることが大切です。
カウンセラーは味方であり、客観的な立場からアドバイスをくれる存在ですから、「自分の気持ちをどうしたいか」に焦点を当てると、より実りある対話になるでしょう。
日本臨床心理士会のカウンセリング窓口検索、カウンセリング.COM、夫婦問題カウンセリング協会などいろいろと窓口はありますので、調べてみることをおすすめします。
法的アドバイスを求めるべきケース
パートナーの行動が明らかに不審で、「既婚者向けアプリを使っているのでは?」と疑いが強まった場合、状況によっては弁護士への相談が早い段階で必要になります。
アプリで実際に異性と会っていた証拠を明確につかんでいる、離婚や慰謝料請求を真剣に検討しているなどの場合は、法的な視点からの助言が必須と言えるでしょう。
ただし、相手のプライバシーを侵害するような方法での証拠取得は、逆に自分に不利になる可能性もあるため注意が必要です。
メッセージのスクショ、クレカの明細や日付・場所を記録する行動記録などは問題ありませんが、無断でロック解除・盗み見したりログインするなどの行為は、プライバシーにかかわりますので注意してください。
▼離婚検討時に準備すべき資料と情報
心のダメージや不安を抱えているときには、信頼できるカウンセラーに相談することも有効です。ただし、カウンセラーも相性があるため、慎重に選ぶ必要があります。
先に挙げたように、公認心理師・臨床心理士の資格を持っているか、夫婦関係や浮気問題など、経験のあるジャンルに強いカウンセラーかなどは必ずチェックしておきましょう。
必要があれば弁護士と相談しながら証拠を集め、心のケアとして信頼できるカウンセラーに話を聞いてもらうことで、自分自身を守りつつ正しい選択ができるはずです。
不安を抱えたまま一人で悩まず、専門家の力を上手に借りながら、自分の未来を見つめ直す準備をしていきましょう。
関係修復に向けたアプローチ
仮にアプリの利用が発覚したとしても、離婚や慰謝料請求に至るレベルではないため、関係を修復したいというケースもあるでしょう。
そうした場合も、冷静な話し合いをするためのステップで解説したように、相手の話を聞き入れるなど事実を客観的に受け入れることが大切です。
心理カウンセラーや夫婦問題専門家の多くは、「信頼を失った状態から関係を修復するには時間と誠実な努力の積み重ねが必要」と指摘しています。その上で、お互いの気持ちに向き合いながら、今後の関係をどう築いていくかを話し合っていく必要があります。
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感情を落ち着かせる時間を持つ
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冷静な話し合いの場を設ける
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パートナーの本音や動機を理解しようとする
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自分たちの関係性を見つめ直す
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必要に応じて第三者(専門家)を頼る
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信頼を取り戻すための具体的な行動を決める
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定期的に気持ちを確認し合う習慣をつくる
関係の修復を目的とするならば、利用が発覚してすぐの感情的に波が立った状態の時ではなく、いったん落ち着いた後で話し合いの場を設けるべきです。
その際はどうしても被害者目線になりがちですが、非難口調ではなく「私はこう感じた」という自分の気持ちを伝えることが重要です。
アプリを使っている理由として、「会話が減った」「寂しさがあった」など、夫婦関係の中でのすれ違いが原因になっていることもありますから、お互いの気持ちや日常の不満について振り返り、改善できるポイントを探していきましょう。
謝罪や話し合いだけでは、信頼はすぐに戻りません。お互いに決めたルールや、信頼を取り戻すための具体的な行動(連絡の頻度、スマホの共有など)を話し合って取り決めることも必須と言えます。
問題を話し合った後も、週に1回「夫婦ミーティング」をするなど、定期的にお互いの気持ちを確認し合う場を持つなど継続的なコミュニケーションが不可欠です。
自分自身のケアと精神的健康の維持
パートナーの既婚者アプリ利用や不倫に近い行為が発覚した場合、深いショックや混乱を抱えることでしょうが、そんなときこそ「自分自身の心を守ること」を第一に考えましょう。
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気持ちを正直に書ける日記をつける
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自分を責める言葉を口にしない
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趣味や好きなことに時間を使う
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無理に「前向き」になろうとしない
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ネガティブな情報から意識的に距離をとる
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1日5分だけ「自分のための時間」をとる
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カウンセリングや心理相談を利用する
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同じ経験をした人の声に触れる
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オンラインサポートグループに参加する
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セルフケアに役立つ書籍や音声配信を活用する
最初に意識してほしいのは、感じている感情を否定しないことです。無理に自分を抑えようとすると、逆にストレスが蓄積してしまいますから、日記に書くなどして正直に吐き出すことも必要です。
自分一人で抱え込まず、誰かに気持ちを話すこともとても大切です。信頼できる友人や家族、あるいはカウンセラーを頼ったり、話す相手がいない場合はノートや日記に感情を書き出すなども対症療法にはなるでしょう。
心のダメージが大きいときは、日常生活をいつも通りこなすのも難しくなるかもしれませんから、好きな飲み物をゆっくり飲む、外に出て日差しを浴びる、短い散歩をしてみるなど、自分だけの時間を取って集中してみましょう。
同じような経験をした人の声を読むことも癒しになるケースがあるかもしれません。
インターネット上には、パートナーの裏切りに悩んだ経験を共有している人が多くいます。そういった声に触れることで、「自分だけじゃない」と思えるだけで、心が少し軽くなることもあるでしょう。
既婚者のマッチングアプリ利用を予防するための夫婦関係づくり
既婚者向けマッチングアプリの存在が広まり、市場規模においても拡大しているのが数字で見ても明らかです。
ただ、その背景には夫婦関係のすれ違いや孤独感、心の距離といった問題が潜んでいることが少なくありません。
最も理想的なのは、アプリに手を伸ばす前に日頃のコミュニケーションや信頼関係を見直し、そもそもアプリを使わせないことでしょう。
最後に、マッチングアプリに頼らなくても満たされる関係を築くための夫婦間の工夫や対話の方法について、具体的に解説していきます。
効果的なコミュニケーションの維持
アプリを利用する背景には、「夫婦の間に会話が減った」「気持ちが通じ合っていない」といった心の距離感が関係していることも少なくありません。
であれば、日々の何気ない対話の“質”を高めていくことがとても大切です。
たとえば、何気なく「今日どうだった?」と聞くのではなく、「どんな気持ちになった?」と感情に寄り添う聞き方を意識すると、会話が深まります。出来事ではなく、気持ちに焦点を当てたやり取りが、心のつながりを作ってくれるのです。
他にも、話すタイミングや相手のペースを尊重する点も意識してみましょう。
自分が話したいからといって、相手が疲れているときに一方的に気持ちをぶつけると、かえって距離が生まれてしまいます。
「今少し話せるかな?」と一声かけるだけで、相手への思いやりが伝わり、円滑なやり取りにつながります。
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1日5分でも“顔を見て話す時間”を作る
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「ありがとう」や「おつかれさま」を日常的に言葉で伝える
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感情を押し殺さず、正直に話すことを心がける
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相手の話を途中で遮らず、最後まで聴く
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スマホを置いて、意識的に“今この瞬間”に集中する
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ケンカのときも“相手を責める言葉”ではなく“気持ち”を伝える
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定期的に一緒に外出するなど、共有体験を増やす
1つ1つは何気ないことに見えても、そうした積み重ねが相手にとっては意外と大きくなっているのもありがちです。
共働きも珍しくない時代で、お互いに忙しいときもあるかもしれませんが、そうした時こそ相手の存在は有難いものだと実感してもらう必要があると言えます。
親密さと絆の再構築
それなりに連れ添った相手だと、どうしても生活している中で大なり小なり不和やほころびが生じてしまうことも、ある意味仕方が無いものです。
しかしだからこそ、「なんとなく距離がある」「相手に関心を持たれていない気がする」といった不安が続くと、アプリ等を使った外に心のつながりを求めてしまうことがあります。
こうした事態を防ぐには、日常の中で意識的に“感情的なつながり”を強化するのが1つの対策となるでしょう。
親密さを深める方法にもいろいろと手段がありますが、感情や趣味、時間といった区分けをすると分かりやすいでしょう。
共通しているのは、やはり2人だけの時間を取れるかどうかといった点が大きいです。アプリの使用を予防したいのなら、日々を大切にするほかないという事でしょう。
もしすでに、アプリの利用が発覚してしまった場合も、夫婦関係を修復することは可能です。ただし、そのためにはお互いが努力する姿勢が必要となるため、そうなる前に予防に努めたいところです。
個人の成長と変化の尊重
結婚したからといって、相手が常に同じままでいてくれるとは限りません。
仕事への取り組み方、趣味、考え方、人付き合いなど、少しずつ変わっていくことはごく自然なことです。
そんな時、「変わってしまった」と悲しむよりも、「成長しているんだね」と前向きに受け止めることが、夫婦関係を健やかに保つ秘訣です。
「新婚時代のような関係」ではなく、今のお互いの状態に合った関係性へと少しずつアップデートていくことが大切です。
たとえば、子育てが終わった後に共通の趣味を見つけたり、仕事の環境が変わったタイミングで家事の分担を見直すなど、その都度お互いの現状に寄り添った関係性を築くことが、長続きする夫婦関係につながります。
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「変化」に気づいたら、否定せず受け止める
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小さな挑戦にも「応援の言葉」を忘れない
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一人の時間や空間を尊重する
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学んだこと・考えたことを共有し合う
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感謝やリスペクトを言葉で伝える
例えば、相手が新しい趣味や考え方を持ち始めたとき、すぐに否定せず、「それってどんなこと?」と興味を持って接するなど、変化に対して寛容な姿勢を見せるなどが効果的です。
それ以外にも、転職、副業、資格取得など、どんなに小さな挑戦をパートナーがするにしても、前向きに応援してあげることも大切です。
夫婦関係は、ただ一緒に過ごすだけではなく、お互いを認め合いながら一緒に成長していくこともできます。
「変わってしまった」と感じた時こそ、それを新しい絆を築くチャンスと捉えて、日々のコミュニケーションを大切にしていきましょう。
危機を乗り越えるためのスキル
どんな夫婦であっても、長い結婚生活の中で意見のすれ違いや心の距離ができる「危機的な時期」は避けられません。しかし、そのときに関係をあきらめるのではなく、もう一度つながりを取り戻す力が「レジリエンス(回復力)」です。
レジリエンスは生まれつきの性格ではなく、意識と行動の積み重ねで育てられるスキルとされています。
・感情を正直に共有する勇気
・相手の気持ちを受け止める余裕
・問題に一緒に向き合う姿勢
など、夫婦のレジリエンスにはいくつかの種類があり、既婚者アプリの利用や不倫防止にもしっかりとした効果が見込めるでしょう。
仮にトラブルというほどではないにしても、不満などがどちらかにあった場合、表のようにプロセスを踏んでそれを解決していくというフレームワークがあります。
夫婦関係のトラブルは、放っておくとマッチングアプリや外の世界に心が流れてしまうきっかけになります。
不満を我慢しないこと、相手に興味を持ち続けることなどの積み重ねが、夫婦関係を悪い方向に向けさせず、結果としてアプリ利用を防止することにつながるでしょう。
専門家のサポートを活用する意義
もし第三者のサポートを受けたい場合、夫婦カウンセラーを頼るなどが定番の対処法となります。
夫婦カウンセリングのような専門的な対話の場では、プロの第三者が介在することで、感情的になりすぎず冷静に話せる環境が整います。
「話すことに慣れていない」「言いたいけれど伝え方が分からない」といった夫婦にとっても、大きな助けになることでしょう。
定期的に第三者を挟んだ会話の機械を設けるのは、関係が悪くなってからではなく、悪くならないようにするための予防策として大変効果的です。
▼関係性の段階別におすすめの専門的サポート
「専門家に相談するのはハードルが高い」と感じる方も多いかもしれません。そうした場合は、夫婦関係に関する本を読んだり、専門家が主催するワークショップなどを活用する方法もあります。
現状の夫婦の関係性の段階や抱えている問題ごとで、活用が推奨されているサポートも異なっています。

誰にも相談出来ず不安になってばかりいましたが、明るく優しい雰囲気と的確なアドバイスに救われました。
主人への愛情を伝える為にも、一歩前に進みたいと思います。ありがとうございました!
実際に専門家への相談など、サービスを利用した方からも、関係の修復や前向きな展開に発展したといった声が多く挙がっています。
利用する場合は、自分一人だけではなくパートナーとも一緒に参加して相談を受けることで、普段なかなか言えなかったことも打ち明けて先に勧めるようになるかもしれません。
まとめ:既婚者マッチングアプリ問題への理解と対応
既婚者向けマッチングアプリをなぜ使っているかという純粋な疑問を持つ方も多いでしょうが、利用する人の多くは「心のつながり」や「癒し」を求めてアプリを使っています。
しかし一方で、個人情報や法的リスクをはじめとして、トラブルや被害に巻き込まれる可能性も決して少なくありません。
今回紹介してきた中で、重要なポイントをもう一度以下にまとめました。
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既婚者アプリの利用理由はパートナーへの不満や新しい刺激欲しさが多い!
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アプリ利用が発覚した場合は法的、金銭的リスクが高い!
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家族関係への影響は深刻で、修復には長い時間と労力が必要!
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アプリ利用防止には普段のコミュニケーションや専門家のサポートが大切!
既婚者向けマッチングアプリには、他の恋活・婚活アプリとは違うデリケートな側面があります。
一時的な癒しや共感を得られる可能性もありますが、秘密の関係である以上、常にリスクが伴うことを忘れてはいけません。
アプリの利用を検討している方も、アプリ選びからやり取りの仕方、相手との距離感の取り方まで、一つひとつに注意を払いながら行動することが、後悔のない利用につながる第一歩です。
夫婦関係の改善を目指したいのであれば、ぜひとも専門家を頼るなどサポートを受けつつ前向きな方向を目指しましょう!
よくある質問
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既婚者向けマッチングアプリは合法なのですか?
アプリの存在自体及び利用に関しては合法です。
インターネット異性紹介事業の届け出をしているアプリであれば、利用すること自体は違反ではありません。
ただし、肉体関係目的などの場合は不倫につながるリスクがあります。 -
パートナーがアプリを使っているかどうか、確実に知る方法はありますか?
確実に知る方法はありませんが、いくつかの方法で確認できる可能性はあります。
スマホやPCの利用履歴をチェックしたり、行動が変化したパートナーの動向を調べるなどの方法で把握できるかもしれません。
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マッチングアプリの利用が配偶者にバレた場合、離婚は避けられないのでしょうか?
離婚になるかどうかは状況次第であり、一概には言えません。
ポイントは、「どのような目的で、どこまでの行為があったのか」という点です。
肉体関係があった場合には高い確率で離婚、慰謝料といった問題に発展すると考えられます。 -
既婚者がマッチングアプリを利用する主な年齢層はいくつですか?
30代から40代がメインの年齢層となっています。
既婚者専門のアプリという事もあって、結婚している世代が利用者の多くを占めています。
20代や50代以上もいないわけではありませんが、有名なアプリも1割前後といった割合です。 -
パートナーのマッチングアプリ利用を疑う場合、まず何をすべきですか?
まずは冷静になることが何よりも大切です。
次に、「なぜそう感じたのか」を自分の中で明確にすることが重要です。証拠を集めたい場合は、慎重に行動する必要があります。
パートナーとの信頼関係を回復したいのか、それとも事実をはっきりさせたいのか。冷静な判断が、後悔のない行動につながります。

ユアマッチ編集部21名の編集部員が実際に様々なアプリを使って、アプリを調査しています。
家ではもう話し合うことさえ疲れると言うか……。ただ男としてのプライドもあるので、良い夫を演じる事にしていました。でもそんなのすぐ限界が来るんです。今ではここで出会った方との時間が、癒やしになっています。